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H28年度地域リハビリテーション学コース オープンセミナーを行いました

平成28年10月1日、大阪府立大学I-siteなんばにおいて、現職者教育プログラム「地域リハビリテーション学コース」の一環として、オープンセミナーを開催しました。

 

講演には、昨年度の地域リハビリテーション学コース スタートアップ・セミナーでご講演いただいた、医師の佐藤 伸彦 先生に今年もお越しいただきました。
佐藤先生は富山県の『ナラティブホーム』の理事長および『ものがたり診療所』の所長で、高齢者の人生の最終段階における医療に携わっておられ、「病気をみる専門家」である前に、「病気をもった人と関わる」ということを大事にされています。
今回の講演テーマは、「命といのち ーものがたりの力ー」ということで、生命体としての「命」とものがたられる「いのち」の違いや、専門性と人間性のバランスについてお話いただきました。
専門職も人間であり、日々悩んだり葛藤したりしながら患者さん・利用者さんと向き合っています。まさにそんな現場で日々「命といのち」に相対している佐藤先生から語られる言葉は、重みのあるものとして胸に響き、聴講者が涙する場面も見受けられました。それぞれに、現場で患者さん・利用者さんに関わる際の「力」を得て帰られたことと思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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講演「命といのち」
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佐藤 伸彦 先生

 

 

講演が終了し、一般の聴講者の皆さまがお帰りになった後は、休憩を挟んで、地域リハビリテーション学コース2期生の総合演習と3期生の開講式をそれぞれ行いました。2期生の総合演習では、佐藤先生の講演を聴いて感じたことをグループ内で共有していただきました。
日々どのように悩み、葛藤しながら患者さん・利用者さんと向き合っているか、また療法士としての役割をどのように果たしていけばいいのか……各グループでさまざまなテーマがあげられていました。限られた時間ではありましたが、職種や所属の垣根を越え、有意義な意見交換の場となったのではないでしょうか。
今回話し足りなかった受講生の皆さん、是非、掲示板を活用してくださいね。

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2期生 総合演習

 

3期生の開講式では、これからの1年間どのようにコースを進めて行くか、主にe-learningの受講環境についてオリエンテーションを行いました。
3期生の皆さん、わからないことや受講にあたって困ったことがあったら、お気軽に事務局または遠隔支援担当までご連絡ください。また、受講生同士の意見交換には、是非、”受講生間ディスカッション掲示板”を利用してください! この掲示板は、同期生だけではなく、他期生からのアドバイスも受けることができます。e-learning主体の本コースではなかなか自分以外の受講生の顔が見えませんが、こういったツールを活用して、少しでも皆さんの繋がりの輪が広がればと思います。
これから1年間、どうぞよろしくお願いします!

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3期生 オリエンテーション