Topics

topics

H29年度地域リハビリテーション学コース オープンセミナーを行いました

平成29年10月14日、大阪府立大学羽曳野キャンパスにおいて、現職者教育プログラム「地域リハビリテーション学コース」の一環として、オープンセミナーを開催しました。

講師には、地域リハビリテーション学コース開講当初からご講演いただいている、富山県の『ナラティブホーム』理事長および『ものがたり診療所』所長の佐藤伸彦先生(医師)にお越しいただきました。

今回の講演テーマは昨年度と同様「命といのち ーものがたりの力ー」。
患者さんやご家族の物語を紡ぐために必要だと感じらることを実践される佐藤先生。「一人一人が自分の人生での物語を生きている」。そのことを踏まえ、生命体としての「命=専門性」とものがたられる「いのち=人間性」のバランスについても深くお話しいただきました。現場で日々「命といのち」に相対している佐藤先生から語られる言葉は、聴講者の心の琴線に触れ、目頭が熱くなる場面も見受けられました。

ご参加いただいた皆さま、当日はあいにくの雨の中お越しいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演が終了し、一般の聴講者の皆さまがお帰りになった後は、受講期間の折り返しを迎えた4期生と、今回開講式を迎えた5期生が佐藤先生を囲み、懇親会を開催いたしました。講演についてのお話はもちろんのこと、日々悩み、葛藤していることを佐藤先生と共有し、これから患者さん・利用者さんとどのように寄り添い、接していくのか。その「ヒント」を得、その人らしい人生を尊重するために、明日から早速「何か」実践しようと気持ちを新たにされた方も大勢いらっしゃったのではないでしょうか。専門職として、そして一社会人として、佐藤先生をはじめ他の受講生とのつながりを大切に、引き続き交流を深めてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

最後になりましたが、5期生の開講式では、これからの1年間どのようにコースを進めて行くか、主にeラーニングの受講環境についてオリエンテーションを行いました。自己紹介も行いましたが、eラーニングメインで年に数回しか顔を合わせないため、他の受講生との接点が少ないかもしれません。そんな時は受講生同士の交流に是非、”地域リハビリテーション学Forum”をご活用ください。他期生からのアドバイスも受けることができますが、同期生間の活発な意見交換を通して、皆さんが繋がり、交流の輪が広がることを期待しております。

多くの受講修了生から、1年間は長いと思っていたけれどもあっという間だったと伺っております。忙しい日々の合間をぬっての受講は大変かとは思いますが、これから1年間どうぞよろしくお願いします!